ギャンブルが引き起こす社会的問題とは?
ギャンブルは、趣味として適度に楽しむのであれば、人々のストレス発散になったり、有意義な余暇の使い方になったりしますが、のめり込み過ぎてしまうと、社会的な問題に発展してしまう可能性があります。
それは、ギャンブル依存症です。
ギャンブル依存症は、重度の症状を発症した人の多くが借金を背負ってしまったり、その借金を返すためにさらにギャンブルを繰り返して身を滅ぼしてしまったりします。
ギャンブルの中でも、特に依存度が高いパチンコやスロットなどで発症する人の割合が多いようです。
厚生労働省発表した日本国内のギャンブル依存症の発症者の人数は536万人。
なんと人口の5%にも上る数でした。
世界的に見るとギャンブル依存症の平均は1%から2%程度ですので、日本人のギャンブル依存症の発症者の割合は非常に高いといえるでしょう。
ちなみに日本はカジノを認可していませんので、カジノによるギャンブル依存症ではなく、パチンコやスロットによる依存症がほとんどだと言えます。
また、マシンを前にしたゲームの方が依存度が高くなるという傾向があるため、パチンコやスロットというのは、はまりやすい条件を揃えていたと言えるかもしれません。
ギャンブル依存症を引き起こす可能性
現在、日本でオンラインカジノはそこまで普及していません。
日本ではカジノが認可されていないという理由や、お金の流れのややこしさ、海外のサーバーを利用しているためある程度の英語の知識が必要、などといった、いくつかの障害があるからかもしれません。
国営ギャンブルではない分、あまりおおっぴらにプレイしている事を人に言えないという部分があるので、実際にオンラインカジノによってどれぐらいの人数がギャンブル依存症に陥っているのかはわかりません。
しかし、スマホやパソコンの画面上で楽しめるという意味では、パチンコやスロットなどと同じようなマシンゲーム型のギャンブルなので依存度は高いと言えます。
また、入金する際にクレジットカードを使用するため、実際に現金を触ることがないので、お金を払っている感覚が薄く、考えていたよりも高い価格を支払ってしまう可能性もあります。
特に、ギャンブル依存症に陥ってしまう人の多くは、初めてギャンブルを行った際に、ビギナーズラックで勝ってしまい、その記憶が脳の中に残り続けて、「次は勝てる」という思いが、負け続けている状況に蓋をしてギャンブルを続けさせてしまうという初期症状があるようです。
もしあなたがオンラインカジノをプレイする時に、ビギナーズラックで勝ったとしたら、逆にそれは危険な兆候かもしれませんので、ギャンブルにはまりすぎないように注意してください。